■駿台学園対日本学園

 “T2対決”となる駿台学園日本学園の一戦。T2リーグでも3位という好成績を収める駿台学園。今季は国士舘修徳らを破り、さらには首位を快走する多摩大目黒に唯一土をつけるなど勝利を自信に変えてきた。4-4-2、または4-2-3-1を基本に今シーズンの対戦成績を1勝1分けで上回る相手に引導を渡したい。対するは帝京を破りこの2回戦に駒を進めてきた日本学園。1回戦、帝京戦では2点のリードを許す展開も粘り強い戦いで追い付き、PK戦の末勝利を掴んだ。この試合で予想される4-4-2の布陣で鍵を握るのはFW菊池壱星とMF宮下流阿。個で状況を打開する能力を持つキーマン2人が攻撃に比重が置ける環境が整えば確実に相手の脅威になるだろう。1回戦に続く難敵撃破を虎視眈々と狙う。

■駒込対國學院久我山

 近年、ここ東京で絶対的な立場を築いてきた王者もその立場は揺らいでいる。シードを得て迎えた総体ではまさかの8強止まり。プリンスリーグでもリーグ1位の被失点数を誇りながら勝ちきれない試合が続き、10チーム中9位(第15節終了時点)に低迷するなど苦悩のシーズンが続いている國學院久我山。それでもBブロック制覇の本命に挙げられる理由はチームが目指す「美しく勝て!」をピッチ上で体現するパスサッカーの健在ぶり。前線に豊富なタレントを擁し、全国でも優勝候補に挙げられながら初戦敗退に終わった昨年の借りを返すべく國學院久我山が初陣に臨む。対するは駒込。「勇猛果敢」をスローガンに掲げ、今年は「進化」の年と位置付けたチームは1次予選を突破すると迎えた2次予選初戦では都立石神井にPK戦の末勝利を収めた。相手に高いボールポゼッション率を許すことが濃厚な中、粘り強い守備から大金星を手繰り寄せたい。あくなき挑戦者が王者に挑む。

 尚、高校サッカー選手権2次予選は、2ヶ月に及ぶ戦いを経てA、Bブロック共に11月15日に決勝戦が予定されている。

Aブロック組み合わせ・結果

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