-カンボジアサッカーとは-
 カンボジアのプロサッカーリーグは、1982年に創立された。2016年シーズンでは全10チームが参加しており、ホーム&アウェイの全18試合が行われる予定である。しかし、ホームスタジアムを持っているチームは少なく、時間をずらして同じ場所で2試合行うこともしばしばある。さらに、カンボジアリーグではトライアウトという制度がシーズン前にあり、所属チームを探している選手はここでアピールをし契約勝ち取る。カンボジアリーグの次回トライアルは2016年11月以降からとなっている。また、カンボジアでは「東南アジア競技大会」の2023年開催を目指している。その一環として、2013年にはFIFAからの援助を受け、ナショナルフットボールセンターという強化施設を建設した。このように、カンボジアのサッカーは徐々に発展を遂げているのである。なお、2016年6月2日発表のFIFA 世界ランキングで、カンボジア代表は184位だった。

 -カンボジアサッカーを盛り上げる日本人- 
 2013年末に、青年海外協力隊として壱岐友輔氏がカンボジアに派遣された。壱岐氏はベガルタ仙台ジュニアの監督として指導した経験があり、ベガルタに籍を置いたまま、カンボジアのフットボールアカデミーの監督に就任した。2023年大会で主力になるであろう、若手の育成に携わっているのだ。レフリーの面では唐木田徹氏がカンボジアに派遣された経験があり、現地審判の育成に貢献した。選手では、あの"アジアの渡り鳥"事伊藤壇選手も活躍し、現在では柳舘知(現:Ministry National Defense Football Club)、高野真凛(現:Asia Euro United)、渡邉卓也(現:CMAC United FC)といった選手らがカンボジアでプレーしている。

■カンボジア豆知識
人口約1470万人
首都はプノンペン
2012年から、日本文化を紹介する「日本カンボジア絆フェスティバル」を毎年開催するなど、日本と文化面でも交流がある。

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