写真:写真は総体より。3年ぶりの優勝を狙った旭川実は2回戦敗退の波乱

■北海道では波乱の連続。全国各地の番狂わせに注目が集まる

 最北の地、北海道では強豪が相次いで敗れる波乱が続いた。今季プリンスリーグ北海道を圧倒的な強さで制し、3年ぶりに出場した全国総体では16強に登り詰めた旭川実帯広北を相手にPK戦の末敗北。2年連続31回目の全国出場が期待された北海道大谷室蘭は、スコアレスで迎えた後半立ち上がりに連続失点を許して札幌創成に敗れた。優勝候補筆頭に挙げられていた両校の2回戦敗退に続いて、続く3回戦でもプリンスリーグ参戦校が続々敗退。4強の内訳は優勝した札幌大谷を除く3チーム(札幌創成東海大四北海)が道リーグ所属という近年稀に見る異例の結果となった。

 また、香川県準々決勝では藤井学園寒川が今季総体予選準優勝校の高松商を撃破。近年の選手権予選においては四国学院大学香川西に優勝の座を譲っているものの、過去21回の全国出場を誇る古豪を、平成23年度から新体制での強化を始めた新鋭が破った番狂わせは話題に。

 さらに全国有数の激戦区・千葉でも番狂わせ。市立船橋流通経済大柏といった名門に負けず劣らず、全国でも高い知名度を誇る八千代東京学館が撃破。初の全国を目指す東京学館は開始早々の先制点を機に主導権を握ると、接戦を制し勝利を収めた。格上と評されていた八千代が目指した4年連続の4強入りを阻む金星を挙げている。

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2015年 第94回全国高校サッカー選手権

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