会見に臨むサッカー日本代表の森保一監督(画面はスクリーンショット)

 5月20日、日本サッカー協会(JFA)は、6月2日と6日のキリンチャレンジカップ、6月10日と14日のキリンカップに臨む日本代表メンバー28名を発表した。

 6月2日は札幌ドームにてパラグアイ代表と、6日は国立競技場にてブラジル代表と、10日はノエビアスタジアム神戸にてガーナ代表と、14日はパナソニックスタジアム吹田にてチリ代表またはチュニジア代表と対戦する。

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 会見に臨んだ森保一監督は「まずはワールドカップに向けて、戦術浸透をさらに図っていく、そしてオプションを作っていくことをやっていければと思います」と今回の活動に向けて抱負を語った。

 またメンバー選考については「色々な捉え方があるかなとは思います。代わり映えがないと言われることもありますが、逆にここに選ばせてもらった選手たちはシーズンを通して力を見せているということです。我々が普段のスカウティングから今回の選手を招集させてもらいました」と意図を口にする。

 今回はコンディションが万全ではない大迫勇也(ヴィッセル神戸)と酒井宏樹(浦和レッズ)が招集外。一方で、3月のワールドカップ最終予選(オーストラリア戦、ベトナム戦)では選外となっていた鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)と堂安律(PSVアイントホーフェン)が復帰。また伊藤洋輝(VfBシュツットガルト)がA代表初選出され、GK大迫敬介(サンフレッチェ広島)と菅原由勢(AZアルクマール)も久しぶりに名を連ねた。

 指揮官は、伊藤について「今年はシュツットガルトでシーズンを通してディフェンスのポジションで試合に出続けた。守備のところで屈強な相手を止めながらも、攻撃では良さを出してチームの攻撃の起点となる選手として活躍していた」と評価。大迫と菅原についても「パフォーマンスが良い」と評した。

 そして、「今後もGK、フィールドプレーヤーも含めて、競争や序列は続く。スカウティングを重ねて選手たちを評価して招集につなげていきたい」と本大会に向けたメンバー争いについても言及。

 「チーム作りを進めていくなかで、これまで未招集だった選手、なかなかチャンスをもらえなかった選手も、これからまだ準備期間はあるので、そのなかでスカウティングを重ねて、最終的に最強のチームを作れるように考えていきたいと思います」と今後を見据えたコメントも残した。

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