さらに「最初の15分、20分まではできていだけれど、クーリングブレイク、飲水タイム後から足が止まってしまったことが原因で失点してしまった。連続失点は絶対にしてはいけないし、1失点目の時に円陣を組まないで2失点目の時に円陣を組んでいたから、キャプテンの伊藤(聡太)にも“1失点目の時に円陣を組んでいたら2失点目は無かったんじゃないか”ということは話しました。もう(前半は)終わりだと思ってしまったのかもしれないけれど、自分たちで決めつけないで、10秒、1秒、笛が鳴るまでやらなければいけないということを丸岡さんに教えてもらったのかもしれない」と言葉を続けた。

MF田中の劇的弾に喜び合う帝京ベンチ

 後半終了間際にMF18田中遥稀(3年)が劇的弾。「FKに関しては軸足が滑って、たまたまワンバウンドで入ったのかもしれないけれど、田中がプレースキックにしてもミドルシュートにしても、ここ最近はプリンスリーグなどでも点を取ってくれている。大型ボランチとしては上出来な仕事をしている。物足りなさはいっぱいあるけれど(笑)」と最後決め切った田中を称賛。

 前回大会覇者の青森山田戦後の試合。気持ち的にも難しい試合だったのではと聞くと「今日のゲームはいちばん難しい試合だということは、試合前にも選手たちに話をした。(昨日の試合の後で)どうしても気持ちが抜けてしまう。でも“俺らはそこはまだ通過点だよ”と。それはみんな分かっていたから問題はないです」と話した。

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)