唯一の失点は矢板中央との準々決勝。それでも逆転勝利で突破した(写真=会田健司)

 準々決勝では矢板中央(栃木)に2-1で逆転勝利。スタイルが対照的だった一戦では開始わずか4分に、相手の得意なロングスローから失点を喫する。それでもペースを握り返し、37分にMF山田皓生が右足で同点ゴールを挙げると、さらに51分にも山田皓生がボックス内右から逆サイドネットにシュートを突き刺し逆転。終盤のパワープレーもはね返し、”北関東ダービー”を制した。

【フォトギャラリー】前橋育英 vs 矢板中央

 準決勝では米子北(鳥取)をPK戦の末に振り切った。徐々に試合の主導権を握ると、FW小池直矢の飛び出しやDF山内恭輔のプレースキックからチャンスを作っていく。前後半の70分では得点は奪えず、PK戦にもつれ込んだが、そのPK戦では2人が失敗した相手に対し、4人がきっちり決めて勝負あり。決勝進出を決めた。

【フォトギャラリー】前橋育英 vs 米子北

 決勝では、ここまで5試合で17得点と圧倒的な攻撃力が光る帝京と激突する。12大会ぶりの日本一へ向け、タイガー軍団がその牙を剥く。

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)