以下、Saucy Dogからのコメント。

――応援歌のオファーを受けて。

石原)正直不安の方が大きかったんですが、Saucy Dogらしい応援歌、Saucy Dogだから歌える応援歌を作って欲しい、というお話だったので、僕らしく、書いてみました。
せと) 高校サッカーというと、「青春」という感じがして、自分たちに高校生の皆さんの青春の時間を背負えるのか、という気持ちもありました。それでもやっぱり率直にすごく嬉しかったです。
秋澤)仲のいい友達が、高校生の時にサッカー部のキャプテンをやっていて、その練習の大変さを見たり聞いたりしていたので、そういう大きな舞台に立つ皆さんに向けての曲を作れる、というのが単純に嬉しかったですね。

――どんな思いを込めて応援歌を作成したか

石原)色々高校サッカーの資料を見たり、アニメを見たり、漫画を見たり、小説読んだりと色々したんですが、ただ、それを見ただけでインプットして作るのも違うな、一生懸命やってる人に失礼かもなって思って、自分たちだから作れる、自分たちの経験した青春を書いてもいいんじゃないかな、と思って書かせてもらいました。ずっと一緒にやってきた仲間たちともっと一緒にやっていきたい気持ち、仲間たちに感謝の気持ちはあるけど、ずっと一緒にいるからなかなか言えなかったりとか、そのもどかしさを自分たちの経験を重ねて、書いたりもしました。
せと) 今までの自分たちの曲で伝えてきたことと通ずる思いがどんどん入ってきて、もちろん高校サッカーに取り組む皆さんに絶対何かしら響く曲になったとも思うし、そうじゃない人が聴いても凄く共感できるポイントがたくさん入ったなって思っています。

――タイトル「現在を生きるのだ。」に込めた思い。

石原)コロナ禍で思うように練習ができなかったり、マスクをして練習しないといけなかったりとか、色々な苦労があったと思うんですけど、その中でも頑張って生きていた、自分達の目標に向かって生きていた、っていうのが僕の中で熱くなるものがあって、「現在を生きるのだ。」にしました。高校サッカーは101回目。ここから再びスタートするという意味も込めています。歌詞にもありますが「アニメや漫画じゃない 僕らは現在を生きるのだ」という思いを込めました。

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