強風の中、試合は開始。湘南工大附はボールを保持しながら両サイドを効果的に使い日大藤沢ゴールに迫る。一方の日大藤沢は長身FWの森重陽介にボールを集めつつ、サイドから崩しにかかり湘南工大附ゴールを脅かす。攻守の入れ替わりが激しい攻防が続くと、前半37分、日大藤沢はCKからDFアッパ勇輝のゴールで先制し、前半を折り返す。

　後半も一進一退の攻防を繰り広げる両チーム。互いにチャンスを作るものの、得点を奪うことはできない。しかし試合終了が見え始めた後半アディショナルタイム、湘南工大附は途中出場のFW橋山翔太が起死回生の同点ゴールを決め、試合は延長戦へ突入。

　延長に入ると延長前半終了間際、日大藤沢DF宮崎達也がCKを直接ゴールに突き刺し1点を勝ち越すと、延長後半にも途中出場のMF吉田亘之介がゴールを奪い3点目を奪う。日大藤沢はリードを守り切り、試合終了。3-1で湘南工大附を下し、3年ぶり6度目の選手権出場を決めた。