各リーグとも熱を帯びてきた今年のTリーグ。4月8日から4月14日まで1週間の結果をおさらいしてみよう。

 ■T1は第6節3試合が行われた。
 ここまで得点力不足気味な関東一だったが、5試合で3失点と堅い守備を誇っていた帝京から2点を奪い、2対0で勝利。勝率を五分に戻し、勝ち点で帝京を上回った。
 駒大高横河武蔵野FCユースに後半中盤まで1点リードを許していたが、安藤丈のハットトリックで逆転勝利。試合の無かった実践学園をかわし、暫定で首位に立った。

 成立学園と堀越は、成立学園が4対2で勝利。勝ち点3を獲得し、さらなる上位を狙える位置をキープした。堀越は後半に2点を返したものの、4点のビハインドを跳ね返すには少々遅かった。ただ、堀越は得失点差で大きくマイナスとなっているため、後半戦の巻き返しに向けてこの2点は貴重だ。

 ■T2も第6節3試合。
 都立駒場修徳の一戦は、互いに無得点で膠着状態の続いていた80分、都立駒場11番・片岡勇介がゴールを決め1対0と勝利。3位をキープした。
 東海大高輪台国士舘と対戦。前半にあげた2得点を守り抜き2対1で国士舘に勝利。1試合少ないながらも4位となった。
 駿台学園大成と対戦。10分に先制した後30分に大成8番・古山巧のゴールで追いつかれるも、78分に7番・佐々木裕太のゴールで勝ち越し。勝ち点を8に伸ばした。

 ■T3はAブロック2試合が行われ、暁星高等学校は10番・宮川大史2得点の活躍でFC東京U-18(B)に勝利し連勝。首位をキープした。
 杉並FCユース正則学園を1対0で破り、今季初の勝ち点を手にした。

 ■T4リーグAブロックは第2節4試合が行われた。
 都立保谷と都立豊島の一戦。都立保谷は効果的に得点を積み重ね、4対1と都立豊島に快勝。開幕2連勝を飾った。
 三菱養和SCユース(B)は43分に15番・小畑慶太郎のゴールで先制するも、都立調布南が70分に3番・小林正輝のゴールで追いつき、引き分け。両チーム貴重な勝ち点1を手にした。
 かえつ有明(B)と東亜学園の一戦は、かえつ有明(B)が6番・小田拓海の2得点など5得点をあげ、5対3と点の取り合いを制した。
 國學院久我山(B)は都立狛江と対戦。4対1と快勝し、開幕戦を飾った。

 ■Bブロックは2試合都立野津田と桐朋の対戦は、都立野津田が10分までに2点をリード。桐朋も前半終了間際に追いつくものの、再び都立野津田が後半2得点と突き放し4対2で勝利。
 都立足立横河武蔵野FCユース(B)と対戦。9番・渡辺将矢、7番・梅原陸がそれぞれ2得点を入れるなど5得点。横河武蔵野FCユース(B)も試合終了間際に2得点を返し意地を見せた。

 チームによっては、関東大会の予選と並行しての開催。タフな日程の中、それぞれのチームがそれぞれの思いを胸に上位を狙う。ますますアツくなってくる戦いに、今後も注目だ。

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