HBO東京、メンバーを変えず、後半へ。
開始早々相手にフリーキックのチャンスを与えるも、シュートが大きく逸れまぬがれる。まずは追加点と貪欲なプレーが続くと後半7分、コーナーキックのチャンスを獲得。キッカーは向井。すると向井の正確なクロスが清田の頭にドンピシャ。早い時間帯での追加点となり、2対1。
ここで得点を決めた清田に代え高野真凛と、1枚目のカードをきり更に攻撃を強めたいHBO東京。相手選手も交代し、両チームともに運動量があがり、球際での激しいプレーが続く。なかなか自分たちの攻撃リズムが作れず、相手に前線へとボールを運ばれるシーンが増えるも、佐藤のファインセーブなどで相手のチャンスを摘み取る。田中、細矢、また田中、そして向井と細かくパスを回すも、最後のシュートまでいけず。するとベンチから、「最後までやりきれ」との声に後押しされ、佐藤がドリブルで前線まで運び、田中へ。それを受けた向井がシュートを放つ。しかしゴールの上へ。ゴールとはならなくても、辛い時間帯でのシュートを放つことで、攻撃リズムを作っていく。

試合中盤、なんとか追いつきたい相手も前線までえぐり、崩される場面も増えるが、早い守備で佐藤が守りきり、堅く安定した守備で相手のチャンスを摘み取る。
試合も残り10分。1点で逃げ切るより、更に追加点をあげ勝ちきりたいHBO東京は、最後まで集中力を切らさず走り続ける。
ロスタイムは3分。すると試合終了間近、粘り強く自分のボールにした田中がドリブルで抜け出し、佐々木へ。そこに走り込んできた向井が決め3対1。激闘を制したHBO東京が3対1で勝利を修めた。

「怪我人と主力が不在と十分なメンバーでない中での勝ちは本当に強い。2対1の場面から最後の最後に3対1と守りきるのではなく、最後まで攻撃を緩めなかったことが勝利の要因。これからリーグ戦を戦っていく上でとても大切になってくる」と泉監督。
前節負けたことで、勝ちへのこだわりが強まり、最後まで攻撃を緩めないそんな痺れるゲームとなった。

次戦は、今週末フェンテ東久留米を相手に向かえる。

(取材・文=伊藤千紘)

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