5月11日、強風の中、東京都社会人1部リーグ戦が行われた。
対戦相手は、東大LB。ともに1部に昇格したもの同士の対決とあって、試合前から意気込む両チーム。

 HBO東京のスターティングメンバーは、GKの中村恵大。DFは右から、畑中俊逸、佐藤宏、村中和夫、小澤淳一。中盤は荒川昌平、向井浩二郎。その前に田中薫平と丸夏生のコンビ。前線に佐々木竜太と清田純基の布陣で試合に臨んだ。

 HBO東京のキックオフで試合が始まると、DF佐藤宏のロングボールで前線へと蹴り出し攻撃リズムを作る。しかし、前線まで送り込むもなかなか自分たちのボールにすることができない。逆に相手に前線までボール運ばれるも、DF村中和夫が相手に競り勝ち安定した堅い守備で相手のチャンスを摘む。

 少しずつ攻撃リズムを作っていくHBO東京は、MF荒川からMF田中へパスを繋ぎ、FW清田にボールがわたるもゴールならず。その後も、もう一度荒川から清田とボールがつなぐも得点とはならず。ゴール前までボールを運ぶが、最後の枚数が足りずなかなか得点に結びつけることができない。
この空気を変えるかのようにまずは田中、そして丸とシュートを放ち、積極的にゴールを狙っていく。得点がほしい両チームは球際での激しいプレーが続き、アップテンポで試合は進んでいく。

 すると前半12分、フリーキックのチャンスを生かし東大LBが得点に結びつけ先制点を与えてします。1点を追う形となったHBO東京は、焦ることなく落ち着いたプレーを見せる。DF畑中からのパスに清田が合わせるもゴールの枠を抑えることができず。左サイドの小澤から中盤の向井、佐藤とボールを回し、佐藤からのロングボールが前線へ入るもチャンスを生かせず。なかなかチーム内でボールがキープできないHBO東京は、無理やり前線へとボールは入れず、いったん最終ラインまで戻し確実にボールを回していく。すると、左サイドで小澤、田中のホットラインで左サイドをえぐりチャンスを作っていく。また佐藤からの絶妙なパスが前線の佐々木へとつながるも惜しくもゴールならず。清田がシュートを放つも得点とはならず。

 前半も残り残すとこ10分弱。すると前半38分、右サイドで丸、畑中とつなぎそれが前線の佐々木へとわたると、それを佐々木が確実に決め得点をあげ、追いついた。
このまま試合は動かず、前半は1-1のままビハインドの状態で後半に臨む。

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