後半、ハーフタイムに向井を下げ、陶山を投入する。前半はCriacaoの空中戦と18番が挑んでくる地上戦に手を焼いたHBO東京であったが、後半はどのように対応するか見物だ。

 後半開始と共に、前半と同じような展開を迎える。しかし、後半HBO東京は空中戦のこぼれを拾うことと、前がかりになったCriacaoの前線とDFラインの間のスペースを使うことに成功する。

 後半16分、中盤でボールを得た佐藤から左サイドの平山に見事なスルーパスが通る。絶好の位置でDFと1対1を迎えるもここはDFに抑えられてしまう。流れを掴むことに成功すると、後半20分一瞬の隙をついた村田のパスから佐々木がキーパーとの1対1を交わし、DFが守るゴールに冷静にボールを流し込む。佐々木の鮮やかなゴールで2-1と見事ゲームを覆すことに成功した。

 何としても追いつきたいCriacaoは今までにまして真っ向勝負を挑んでくる。前線のターゲットの周りに味方を集め、少しでも攻撃の精度を高めようとしてくるも、必死のDFでHBO東京が耐える。

 ロスタイム4分という長い時間に耐え、HBO東京が2-1で勝利を納め、今季3勝目を上げ、見事暫定1位の座に躍り出た。初出場の三野のゴールや、途中交代の陶山の身体を張ったポストプレー等も見られ、佐々木も今季8点目をあげ得点ランキングトップの座をキープした。

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