屈指の好カードを制したのは前橋育英!大津は初戦敗退。。。

 1月2日、第94回全国高校サッカー選手権2回戦の屈指の好カード「前橋育英(群馬)vs大津(熊本)」が開催された。

 先にチャンスを掴んだのは、前橋育英。前半2分、ペナルティーボックス内でボールを得たMF13番金子拓郎が絶妙な切り返しからDFを抜き去りシュート。しかし、これはゴールの枠を捉えきれない。

 前半3分、負けじと大津も反撃に出る。相手のクリアボールを拾ったMF15番田中匠が右サイドにいるFW11番原岡翼へパス。そのまま原岡が絶妙なクロスをあげ、ファーサイドにいるFW9番一美和成が合わせるもこれはゴールの外。

 対する前橋育英は前半6分、FW10番横澤航平がボックス内でボールを持ち、左足でずらして絶妙なクロスを上げる。これを中にいたFW11番野口竜彦がヘッドで合わせるも、これは惜しくもバーを叩く。

 一進一退の攻防はまだまだ続く。ショートカウンターや細かく繋ぎながらゴールに迫ろうとする前橋育英は、10番横澤がバイタルエリアで受けるたびに脅威を与える。一方の大津は質の良いフィードを前線に蹴り9番一美がボールを納めてからスタートするか、セカンドボールを拾い攻撃に繋げる。

 前半16分、大津DF2番大塚椋介のアーリークロスをFW9番一美が折り返し、待ち構えていたMF14番杉山直宏がヘディングで合わせるもこれはゴールにはならず。そして、迎えた前半19分、試合がついに動く。前橋育英FW10番横澤がボックス外でボールを受け、ずらしてからの左足シュート。これをGK前田勇矢が弾くも、MF9番佐藤誠司が詰めヘディングで押し込み、前橋育英が先制点を奪取する。

 先制点を許した大津もすぐさま、反撃に出る。前半21分、ボックス内で抜け出したMF14番杉山が倒されPKを獲得すると、このPKをエース9番一美がしっかりと決め試合を振り出しに戻す。両者譲らぬ攻防は同点のまま前半終了のホイッスル。

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