後半、先に動きを見せたのは國學院久我山ベンチ。後半開始と同時に左MF9番を下げ、15番を投入し停滞していた左サイドにメスを入れる。またフォーメーションも4-1-4-1に変更しゴールを狙うが、先手を奪ったのは国士舘であった。

 43分、右サイドから9番がクロスを入れると、國學院久我山DFのクリアが小さくなったところ、ファーサイドまでこぼれたボールを左MF8番・小松研貴が頭で押し込み貴重な先制点を奪った。

 後半開始早々の失点で出鼻をくじかれる形となった國學院久我山は攻めに出るものの、バックラインからのビルドアップが遅く、やや中盤が間延びしてしまう状態で攻撃に迫力がないように感じた。それでもシステム変更により、中盤の底、アンカーのポジションに入った展開力に優れる主将・内藤健太がボールを持ち、攻撃のタクトをふるう。さらに前半はあまりボールに絡めなかった右MF14番・飯原健斗や、途中出場の19番・澁谷雅也がチャンスメークするものの、決定機を作り出すまでには至らない。

 63分には、ゴール前中央へのスルーパスに抜け出した19番澁谷雅也がGKとの1対1を落ち着いてゴールに流し込み同点ゴールかと思われたが、これはオフサイドの判定でこの試合最大の絶好機もゴールには結びつかず。

 その後も徹底したパスサッカーで攻撃を繰り出す國學院久我山に対し、粘り強く守り続ける国士舘
 「(DFラインが)下がれば下がるほど、苦しくなるぞ」と監督からのゲキも飛び、体力的にも厳しい時間帯にも全体を押し上げ、前線から気持ちの入った守備を継続した国士舘がそのまま逃げ切り、歓喜の試合終了のホイッスルを迎えた。

 熱戦の結果は国士舘が戦前の予想を覆し、優勝候補國學院久我山に1対0で勝利を収め4強入り。21日の準決勝に駒を進める結果となった。

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