後半、MF鯉沼将希に代えてMF川村周平を投入した城西国際大。まずは1点と序盤から果敢に攻める城西国際大は、MF竹本佳からFW井之元和之へパス。そこからMF加藤潤也が合わせシュートを放つも得点にはならず。相手に攻め込まれるシーンもあったが、DF陣が冷静にボールを奪い返し、中盤のMF小栗和也、MF田中崚平へと繋いでいく。
 また、MF加藤潤也のドリブルから、何度も攻撃の起点をつくるが、それでもなかなか得点に結びつかない。攻撃のリズムを変えたい城西国際大は後半16分竹本佳に代えて古川大貴を投入する。代わったMF古川大貴は右サイドを何度も駆け上がっていきチャンスを作っていくが、ゴールまであと一歩及ばず。

 逆に、後半21分に相手にボールを奪われ、カウンターから2点目を許してしまう。さらにその1分後にまたしても得点を許し連続失点。後半に3点リードされる苦しい試合展開となってしまった。

 それでも最後まであきらめず粘り強くゴールを狙う城西国際大は、後半33分に川村周平に代えて浜田幸織を投入。交代選手の運動量でチームに勢いを与える城西国際大。だが、得点が入らない。右サイドの近藤諒大がライン際で相手と激しくボールを奪い合うなどして、前線へとボールを運び、最後まで前への意識を見せる。後半残りわずかでコーナーキックのチャンスを得るとDF陣も加わり、なんとか1点でも返そうとするが、得点に結びつけることはできなかった。
 最後まであきらめない姿勢を見せた城西国際大であったがゴールを割ることができず、0対3という結果で試合を終えた。

 ゲームキャプテンを務めた寺田大輝は試合を終え「先制点を取られてしまったのが一番大きかった。自分のところで起点をつぶしきれなかったのと、自分がリーダーシップを取れなかったのがとても悔しかった。気持ちを切り替えて、また一から準備して次戦を戦いたい」と話してくれた。ホームということで、多くのチームメイトが応援団としてチームを後押しし、一丸となって臨んだ試合であっただけに悔しい結果となった。
 次戦は明海大学との対戦が控えている。ホームでの試合という強みをしっかり生かしたいところだ。

【取材・文=伊藤千紘】