試合風景

 14日に開幕した選手権東京都大会一次予選は16日、3回戦を開催。駒沢第二球技場でキックオフを迎えた大東大一対都立八王子の一戦は最後まで目の離せない好ゲームとなった。

 予想されたのは大東大一に都立八王子が挑む構図。
 注目の立ち上がり、やはり攻勢に出たのは大東大一。初戦の都立町田戦では4対1の快勝を収めたTリーグ参戦校は、4-2-3-1のスターティングフォーメーションを組んで臨むと2分、中央からのスルーパスに抜け出したMF三堀智裕がGKとの1対1を落ち着いて制して左足で流し込む。さらに続く4分には、先制点をマークした三堀のスルーパスに左サイドから走り込んだFW陶山凌大が抜け出してゴール。開始からわずか4分で2点のリードを奪うことに成功する。

 さらにこの日の大東大一は前線のコンビネーションが冴え渡る。
 足元の技術に優れる選手が並ぶ攻撃陣がテンポの良いパスワークに、効果的なドリブル突破を織り交ぜチャンスを演出。攻勢が続いた11分にはCKの混戦からMF三堀智裕にこの日2点目が生まれリードは3点に広がった。

 一方、地力で勝る相手に大きなビハインドを背負った都立八王子北であったが、決して悲観するような出来ではなかった印象。15分にはMF木谷龍平の直接FKがポストを叩くなどチャンスも作り出した。さらに17分には背番号10を背負うMF馬場将希を投入すると前線に活性化が覗える。前半終了間際にはその馬場がゴールを決め、1点を返しハーフタイムを迎えた。

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