都立片倉 vs 國學院久我山(写真=矢島公彦)

 後半に入っても國學院久我山は攻撃の手を緩めない。1分はゴール前の混戦からFW塩貝が押し込むと、2分にも7点目。5分にはドリブルで運んだ塩貝がネットを揺らし、リードを8点に広げる。

 さらに國學院久我山は後半11分、FW9中山織斗(3年)が9点目を奪うと、14分には途中出場のFW23山田兼大(3年)がゴールを挙げ2桁得点を記録する。

 しかしリードを大きく広げられても都立片倉は諦めない。最終ラインからビルドアップして攻撃を組み立てれば、なんとか一矢報いようとMF19大村伊吹(3年)が右サイドから仕掛けてチャンスを作り出す。後半26分にはGK1西野竜生(3年)が意地のPKストップを見せるなど自分たちのサッカーを展開する。

 都立片倉はMF大村やMF14石坂垣空(2年)らを中心に必死にゴールを狙うものの、國學院久我山のディフェンスを崩せず得点を奪うことができない。國學院久我山は後半アディショナルタイムにも1点を追加すると、直後にタイムアップのホイッスル。國學院久我山が11-0で都立片倉を下し3回戦を突破。準々決勝では前回大会のAブロック決勝で苦杯を喫した堀越とのリベンジマッチに臨む。

(写真=矢島公彦、文=風間久志)

▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選