札幌大谷はFW長太陽寛のゴールで一時同点に(写真=多田哲平)

 かたや惜しくも敗れた札幌大谷も好ゲームを披露。固さがほぐれてきた前半途中からは試合の主導権を握り、度々チャンスを作っていった。とりわけFW長太は快足を飛ばして何度も相手の守備陣を翻弄し、MF5笹修大(1年)はゲームメイクしながらも時に前線に上がってターゲットにもなった。DF3安食優斗(3年)とDF4服部天磨(3年)の2CBの体を張った守備も印象的だった。

 札幌大谷の清水隆行監督は「悪くないかなと思っていたんですけど、やっぱりこの舞台でやる緊張感はあった。こういう大きな会場では今年1年やっていないので。想定はしていましたけどね、最初は固いだろうなと。でも後半は選手たちが自分たちの良さを出してくれた」と悔やみつつも教え子を労った。

(文・写真=多田哲平)

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