2ゴールを奪った東京VユースのFW白井亮丞(写真=志水麗鑑)

 後半に入ってもボールを保持したのは帝京だ。ポゼッションサッカーで敵陣に押し込み、ボールロスト後はハイプレスで即時奪回。57分にはショートカウンターからFW横山がゴールに迫ったが、シュートは決めきれなかった。

 その後も帝京のFW横山は、プロ内定に相応しい極上の輝きを見せる。素早いドリブルでカウンターの急先鋒となれば、巧みなパス捌きで攻撃の中心となり、フィニッシュにも顔を出す。オフェンスで段違いの働きをするだけではなく、守備でも精力的に走り回り、存在感は別格だった。

 FW横山の活躍で俄然勢いが増した帝京が猛攻を続ける。フィジカルに優れるFW29森田晃(2年)が最前線で起点を作り、そこからスピーディに攻撃。70分にはDF竹内がミドルシュートを狙った。

 白熱の攻防戦は最終盤にスコアが動く。83分に帝京が素早い攻撃で左サイドを崩し、クロスを上げる。ボールは相手DFにクリアされたが、こぼれ球を拾ったFW横山が右足を一閃。ゴール左に正確なシュートを沈め、逆転ゴールをマークした。

 すると逆転を許した東京Vユースが猛反撃。ロングボールを駆使しながら敵陣深くまで攻め込むと、後半アディショナルタイムにFW白井が同点ゴールを奪ったのだ。終盤に劇的な展開となった試合はそのまま2-2のドロー決着となり、勝ち点1を分け合った。

(文・写真=志水麗鑑)

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