桐光学園のMF松田悠世は果敢にドリブルで仕掛けた(写真=志水麗鑑)

 後半に入ると1点ビハインドの水戸ユースが反転攻勢に出る。スピーディなアタックで敵陣に押し込み、ボールを失ってもこぼれ球を拾って2次攻撃。だが最終局面でのプレー精度に欠き、ゴールを奪えない。

 すると桐光学園が反撃。56分、ペナルティエリア付近でFW9宮下拓弥(3年)がMF8羽田野紘矢(3年)からのパスを受ける。正確なトラップからすかさず右足を振り抜き、ゴール左にコントロールショットを決めた。美しいパスワークで崩し切った圧巻の得点だ。

 2点目を取った桐光学園は守勢に回っても最終ラインのバランスが崩れず、丁寧かつ素早いパス回しで攻めに転じる。ボールを持てばMF10松田悠世(3年)などの個のクオリティも高く、試合運びには安定感があった。

 最後の最後まで、鈴木勝大監督が何度も指示した「良い守備から」を体現した桐光学園は、83分にFW18丸茂晴翔(2年)がダメ押しの3点目を奪い3-0で快勝。勝ち点3を積み上げた。

 試合後、桐光学園の鈴木監督は「良い時間帯に先制点が取れたので、心に余裕をもってゲームを進められた」と振り返る。そして、7月29日から北海道で行われる総体に向けて「休養もしっかり取りながら、少しずつインターハイの準備をしていきたい」と語った。

(文・写真=志水麗鑑)

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