矢板中央 vs 国見(写真=会田健司)

 DF梶谷皇光斗(3年)とDF清水陽(2年)の鉄壁CBコンビの矢板中央は、この試合を通し相手のシュートを2本に抑える完璧な仕事ぶり。国見にほとんどチャンスすら与えなかった。

 対する国見もキャプテンのDF平田大耀(3年)を中心に鉄壁の守備を披露。前線の選手たちの献身的なプレスバックも光り、セットプレーから危ない場面を作られはしたが、そこはGK1松本優星(2年)のビッグセーブで凌いだ。

 その試合唯一と言える決定機は70+1分、矢板中央がCKを獲得すると、競り合いでこぼれたボールがファーサイドにポジションをとっていた清水の元へ。これを清水が至近距離からフリーでシュートを狙ったが、松本が「出るのが遅れてしまったので、中途半端な距離で構えずに突っ込んだら止めれないと判断して、シュートコースの角度もあまりなかったので面を作って身体に当てました」と見事な判断からのシュートブロックをみせた。

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