湘南工大附 vs 慶應義塾

 後半に入ると立ち上がりは慶應義塾がパワーをかけて攻撃を仕掛けていく。後半2分、MF18片岡律貴(3年)のロングスローから湘南工大附ゴール前まで迫るもシュートまで至らない。同3分にもFW9三浦大其(3年)のFKからチャンスを作るも湘南工大附ディフェンス陣が懸命のクリアを見せる。

 ピンチを凌いだ湘南工大附も後半7分に反撃。ゴール前でボールを受けたMF11大西涼太(3年)がシュートを打ち込むも枠を捉えられない。しかし同17分、MF中山のCKを起点にゴール前でMF14佐藤颯人(2年)がヒールシュート。これがネットを揺らし、先制点を奪う。

 リードを許す形となった慶應義塾は選手交代のカードを切りながら懸命に同点、逆転のゴールを奪いにかかるも、湘南工大附のディフェンスを崩すことができない。

 終始試合の主導権を握った湘南工大附は慶應義塾にゴールを許さず、1点を守り切り勝利。準決勝へと駒を進めた。

(文・写真=風間久志)

▽令和5年関東高校サッカー大会神奈川予選
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