修徳 vs 國學院久我山(写真=矢島公彦)

 攻撃ではMF10山脇舞斗(3年)を中心に組み立て、最前線のFW9前島魁人(2年)は果敢に相手の背後を突いた。

 ところが、前半をノーゴールで終えると、後半に先手を取られる。49分、相手の左ウイングMF10田島慎之佑(3年)に絶妙なクロスを上げられると、そのこぼれ球に反応したFW13牧村光世(3年)に右足シュートでゴールネットを揺らされた。

 それでも國學院久我山はそこから猛反撃。相手を押し込み、持ち前のパスワークで打開を図った。そして77分、DF2馬場翔大(3年)が敵陣中央から強烈なミドルシュートをゴール左に突き刺す。敗戦の二文字がチラついた終盤に國學院久我山は追いついてみせた。

 延長戦に入っても修徳に圧力をかけ続け、何度も決定機を作る。時折迎えたカウンターやセットプレーでのピンチには、DF3普久原陽平(3年)、GK1太田陽彩(2年)ら守備陣がしぶとく対応した。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
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