近江は3大会ぶりに全国へ(写真=白井邦彦)

 さらに6分後(80+1分)には浅井晴孔(3年)が同じようにドリブルで崩して追加点を挙げる。「勝てば全国に行けるという決勝戦の独特な雰囲気に飲まれた部分もあった。でも、山門の先制点で吹っ切れた。全国でも自分たちらしい戦いをしたい」と話した。近江は延長後半4分(84分)に再び浅井がゴールを奪って快勝。苦戦はしたものの結果的には決勝戦も複数得点で勝利を飾ることになった。

 試合後、近江の前田高孝監督は「チームでしっかり戦えたことも良かったですが、最後は個のチカラで勝利をつかむことができた。全国に向けて収穫だと思います」と話した。

 インターハイの目標はベスト8以上。チーム力プラスアルファを備えた近江が、この夏、全国を驚かせる。

(文・写真=白井邦彦)

 

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)滋賀予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)滋賀予選