浦和麗明MF7綾部瑛斗(3年)

 一方、試合開始早々に失点してしまった大宮北は、失点直後から積極的な縦パスやサイドを起点にして反撃に転じる。しかし、同20分にMF7綾部瑛斗(3年)に決められ追加点を許してしまう。

 これ以上の得点差をつけられたくない大宮北は、直後の同22分にFW14児玉昌汰(3年)がカウンターでボールを受け相手を交わしてシュート。これが決まり1点を返し、1点のビハインドで試合を折り返す。

 追いかける大宮北は後半に入ると、序盤から押し込んでいく。後半5分には、大宮北FW11田中陵雅がDF背後の抜出しからフリーでシュートを放つもGK正面。すると、同23分、大宮北はDF5和田翔(3年)が右サイドからのクロスをファーサイドで合わせて、ついに同点に追いつく。以降は膠着状態が続き、2-2のまま延長戦へ。10分ハーフの延長戦でも決着は着かず、勝負の行方はPK戦に委ねられた。PK戦は先行の浦和麗明が5人全員が成功して勝利。激闘を制した浦和麗明が県大会に駒を進めた。

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選南部支部
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選南部支部