類まれなテクニックを見せたG大阪ユースのMF宮川大輝(写真=志水麗鑑)

 その後もポゼッションのG大阪ユース対堅守速攻の岡山U-18という展開は変わらず、前者は22分にDF2與那嶺虎汰朗(3年)がミドルを狙えば、後者もMF10楢﨑光成(3年)が積極的にシュートを放った。

 後方からビルドアップするG大阪ユースに対し、岡山U-18は徐々にプレス強度を高めていく。相手陣地で敵のミスを誘発したものの、ボール奪取から好機につなげられない。

 後半に入るとG大阪ユースが攻勢を強める。単にボールを持つだけではなく縦パスも打ち込み、敵陣深いエリアに侵入する時間を増やしていく。しかし、ゴール前では相手の堅守を崩しきれない。

 すると57分にG大阪ユースは、敵の最終ライン裏に抜け出したFW24安藤陸登(2年)が相手GKとの1対1に持ち込む。だが、シュートは精度に欠いた。

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▽第47回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会
第47回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会