都立東久留米総合 vs 武蔵(写真=多田哲平)

 その後も横倉とMF19水谷俊太(3年)の巧みなゲームメイク、DF4八田拓海(3年)の高精度ロングフィードを駆使しながら武蔵陣内に攻め込んでいく。

 後半に入ると武蔵の反撃を受けるシーンが増えるが、それでも57分にカウンターから追加点。右サイドを持ち上がった小柳のアーリークロスに合わせてFW9佐藤佑哉(3年)がヘディング弾を叩き込んだ。

 さらに75分にはこぼれ球をMF14関稀巳(3年)がヘディングで押し込み4点目、79分にさらに都立東久留米総合はクロスのこぼれ球から5点目を奪った。

 そのままDF八田、DF6宮下耀太(3年)、DF5久保寺壱晟(3年)の3バックを軸とした守備は最後まで崩れることなく5-0で勝利。

 次戦へと勝ち進んだ都立東久留米総合は15日の3回戦で関東一と対戦する。

 一方の武蔵も5点を奪われて敗れたものの、堂々たる戦いを披露。MF10大島千虎(3年)のプレースキックでゴールを脅かすシーンも少なからず作った。大島とMF13高橋史也(3年)は確かな技術で攻撃の起点となり、FW9岸真成太(3年)は鋭い飛び出しでゴールを狙った。MF7木村健吾(3年)とMF8原田航太(3年)の2ボランチも相手のプレスをかいくぐりながらゲームメイク、DF4平賀惟吹(3年)とGK1丸山凱智(3年)は体を張ってゴールを守った。

(文・写真=多田哲平)

▽第102回全国高校サッカー選手権東京予選
第102回全国高校サッカー選手権東京予選