拓大一高 vs 堀越(写真=多田哲平)

 さらに2分後の30分には、縦パスをFW9髙谷遼太(3年)が頭で逸らして相手ディフェンスラインの裏にボールを送り込むと、それに合わせて抜け出したMF中村が冷静にゴールを射抜いて追加点。

 2点のリードで試合を折り返した堀越は、後半もペースを掌握。リスクを回避しながら正確にパスをつないでいく。そして70分、途中出場のMF18小泉翔汰(2年)が右サイドから鮮やかなシュートを決めてダメ押し。

 試合巧者ぶりを見せつける堀越はそのまま危険なシーンをほとんど作らせないまま3-0で勝利。3回戦進出を決めた。15日の3回戦では東京成徳大高と対戦する。

 一方で拓大一高は敗れたとはいえ格上相手に堂々と戦った。MF11宣千聖(3年)はプレースキックやゲームメイクでキック精度の高さを見せ、MF14田口真滉(3年)とFW20向田魁(3年)はスピード豊かに突破を図った。DF4野邊健汰(3年)は果敢にゴールを狙い、DF2駒形容大(3年)とDF5田村茉尋(3年)の2CBは粘り強くクロスをはね返した。

(文・写真=多田哲平)

▽第102回全国高校サッカー選手権東京予選
第102回全国高校サッカー選手権東京予選