逆転劇に大熱狂の國學院久我山(写真=写真=矢島公彦)

 後半に入ると1点ビハインドの國學院久我山が反撃。44分、敵のCKをクリアしてカウンターを繰り出し、MF10山脇舞斗(3年)のスルーパスを受けたFW16保土原海翔(3年)が絶好機を得る。しかし相手GKとの1対1は仕留めきれなかった。

 それでも、このチャンスを機に國學院久我山の勢いが増す。雨が弱まってきた好影響も相まって、敵陣に押し込む時間が長くなった。いざボールが転がりやすくなれば、個々のドリブルやパスワークは魅力たっぷりだ。

 すると55分、國學院久我山はペナルティエリア手前でスピーディに左サイドから逆サイドに展開。相手を横に揺さぶり右サイドからクロスを上げ、ゴール前でMF6洪潤紀(3年)がヘディングシュートを決めた。

 同点に追いつかれた東海大高輪台だったが、直後の57分にPKを獲得。これをキャプテンのDF15生駒匡悟(3年)が冷静に沈め、勝ち越しに成功した。

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▽第102回全国高校サッカー選手権東京予選
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