選手権まであと2勝(写真=松尾祐希)

 試合を振り出しに戻すと、流れは一気に帝京へ。後半の立ち上がりも主導権を握り、相手に付け入る隙を与えない。47分には左サイドから右サイドに大きく展開すると、ボールを受けたMF樋口晴麿(3年)が中にカットイン。そのまま左足を振り抜き、逆転に成功した。さらに54分にはFW横山歩樹(3年/今治内定)がループ気味に最終ラインの背後にラストパスを通すと、樋口がエリア内で倒される。得たPKをGKの大橋が決め、リードをさらに広げた。

 終盤は相手のロングスロー攻勢に手を焼いたが、粘り強く守って無失点。難敵を下した帝京が14年ぶりの選手権まであと2勝とした。

(文・写真=松尾祐希)

▽第102回全国高校サッカー選手権東京予選
第102回全国高校サッカー選手権東京予選