広島国際学院vs沼田(写真=寺田弘幸)

 終始押し気味に進めた試合を11番の野見が動かした。33分に左サイドから上がったクロスをファーサイドに走り込んだ長谷川颯矢が折り返し、野見が「あそこにこぼれてくると思って狙っていました」と振り返る狙い通りの先制点を決めると、83分にも得点をゲット。岩本大河がディフェンスラインの背後を突いて作ったチャンスをしっかりとモノにした。

 前線を動き回って相手のディフェンスラインを掻き回す野見、ダイアゴナルに走ってスペースを突いく岩本。ドリブルでゴールに向かう10番の石川撞真。スピーディーな攻撃が持ち味の広島国際学院は全国でも鋭い攻撃でゴールに迫っていくだろう。

 「まず初戦に勝ってベスト8以上を目指してやっていきたいです」(茂田)。

 「全国大会がどんなんか分かんないですけど、できるだけ良い準備をしたい。自分の点で勝ちたいと思っているんで、がむしゃらに点を取りにいきたいです」(野見)。

 広島国際学院は、意気揚々と全国の舞台に乗り込んでいく。

(文・写真=寺田弘幸)