U-18日本代表vsU-18韓国代表(写真=松尾祐希)

 スコアレスで迎えた後半も粘り強く戦いながらチャンスを作りたかったが、いきなり出鼻を挫かれる。自陣でボールを失うと、ライナー性のクロスがゴール前へ。GK中村圭佑とCB中光叶多のポジションが重なって描き出せずにいると、こぼれ球をカン・ミンソンに決められて先制点を許した。

 以降は相手の勢いに飲まれ、球際の競り合いでも勝ち切れない。選手交代で流れを引き寄せようと試みたが、ゴール前までボールを運べずに苦しい時間帯が続いた。それでも終盤に入ってリズムを掴むと、大関を軸に決定機を生み出す。80分には大関のスルーパスに途中出場のFW神田奏真が反応。うまく抜け出してGKと1対1の局面を作るが、チャンスをモノにできない。最後まで韓国ゴールをこじ開けられず、日本はこのまま試合終了のホイッスルを聞いた。

 試合後、船越監督は反省の弁を口にしつつ、次の試合に向けて想いを述べた。

 「残念ながら結果は0-1で敗れてしまったけど、ここからが本当の勝負。悔しさはもちろんあるし、僕自身も(グループステージで敗退したU-20ワールドカップが行われた)アルゼンチンから帰ってきたばっかりで(想いはあるけど)、この経験を次の試合に向けていくしかない」

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