すると53分、左CKを獲得するとファーサイドに走り込んだDF13野田裕人が2試合連続となるゴールを頭でネットに突き刺し、静岡学園に待望の先制点が入った。

 その後も攻める静岡学園。しかし80分にMF高田のシュートがポストに弾かれるなど、追加点を奪う事は出来なかったが、そのまま浜松開誠館を振り切り1-0で勝利した。

 試合後、決勝点を挙げたDF13野田裕人は「前半からCKのチャンスは何回かあって、僕のマークの子が非常に厳しく付いてきて、なかなか難しかったんですけど、(得点時はマークを)上手く外して良いボールがきたんで、しっかり決められて良かったです」とゴールシーンを振り返った。DFながら数少ないチャンスを得点に繋げ、チームの勝利に大きく貢献したプレーは見事だった。

 川口監督は「浜松開誠館が非常にハードワークしていて、中々自分たちの持ち味を出させてくれないゲームだったんですが、トーナメントでよくあるセットプレーで決着のつくゲーム。去年同じ場所で浜松開誠館に負けていたので、後輩たちがリベンジしてくれて非常に良かった。決勝まで行ったらあと一つなので、結果にこだわって全国に行けるように頑張りたいと思います」と試合を振り返り、決勝への意気込みを語った。

 決勝の舞台へと進んだ静岡学園は11日に同スタジアムで藤枝東と対戦する。

▽第102回全国高校サッカー選手権静岡予選
第102回全国高校サッカー選手権静岡予選