ラストワンプレーで追いついた昌平 PK戦の末に米子北を下し16強

PK戦を制し喜ぶ昌平イレブン(写真=田原豊)

 第102回全国高校サッカー選手権は12月31日、2回戦16試合が行われ、ベスト16が決まった。

 埼玉スタジアムの第1試合は昌平(埼玉)と米子北(鳥取)の強豪校同士が対戦し、昌平が1-1からPK戦にもつれ込む争いを制した。1月2日の3回戦で大津(熊本)と8強を懸けて顔を合わせる。

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 ともにプレミアリーグに所属する名門が激突した。昌平はEASTで今季7位、米子北はWESTで同じく7位だった。

 1回戦で大量7ゴールを奪って奈良育英(奈良)を圧倒した昌平だったが、この日は米子北の組織化されたディフェンスに思ったような攻撃を展開できず、なかなか決定的なシュートシーンを築けないでいた。最初の得点機はMF前田大樹(3年)が22分に打ったミドルくらいで、前半のビッグチャンスは極めて少なかった。

 ただ昌平の守備も堅く、主将のCB佐怒賀大門(3年)を中心にタイトな応対と的確なカバーリングを貫き、守備ラインが崩される場面はほとんどなかった。唯一のピンチは、前半25分に右SB樋渡蓮音(2年)の右クロスからFW森田尚人(3年)に打たれたボレーシュート。これはGK佐々木智太郎(2年)がしっかり捕球して事なきを得た。

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▽第102回全国高校サッカー選手権
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