GK山崎耀太

 その近江、後半8分にPKを獲得。キッカーを任されたMF8山門立侑(3年)が冷静に決め、同点に追いついた。勢いづく近江は前半の出来がウソのように攻勢に出る一方、跳ね返す明秀日立。時間とともにオープンな展開となった。後半32分、明秀日立。コーナーキックからDF3飯田朝陽(3年)のヘッドを近江GK1山崎がまたしてもセーブ。両者、攻めるも決めてなく、前後半終了。PK戦に突入した。双方、2人目まで成功したのち、近江GK 1山崎が3人目、4人目を止め、試合終了。近江がベスト8進出を決めた。

 見事PK2本を止めたGK1山本は「2回戦(日大藤沢戦)と同じように自分が止めて勝つことができたが、試合内容は自分のミスも目立った。失点もいつもなら止められた。ひとつ勝ち進むことはできたが、反省点が多かった」と控えめに語ったが、PK戦はお手の物。GK コーチと二人三脚で培った成果が出た。

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▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権