西武台 vs 武南

 終盤に差し掛かった28分、ドリブルで進出した河西がシュート。GKが何とか弾き、こぼれたボールの周辺には西武台の選手が大勢いたが、後半17分に送り込まれたMF関口海龍(1年)が、執念でゴール右隅に押し込んで同点とした。

 2-2のまま延長戦にもつれ込んだが、ともに決め手を欠いて20分を終了。大会規定によってPK戦は実施せず、両校で優勝を分け合った。

 2連覇を遂げた武南の内野慎一郎監督は、「全員が頑張って戦っていた。セカンドボールを拾い、球を保持する時間も長かった」とイレブンを褒めた。西武台の関根雄太コーチは「決定機には力を抜いてもっと冷静にやってほしかった。でも支部予選から負けずに多く(の試合)を経験できたのは良かった」と評価した

            

(文・写真=河野正)

▽令和5年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
令和5年度埼玉新人戦(新人選手権大会)