都立駒場 vs 目黒学院

 7選手で15得点あげるなか、チーム最多5得点をあげたのがMF11船山心(2年)。左サイドで先発したMF11船山は小気味よく、突破力のあるドリブルから4、9、11分の7分間でハットトリック。終盤30、38分にも追加点をあげる一方、アシストでも貢献した。

 また後半開始から入ったFW20宇津野達哉(2年)は19、40、40+2分とハットトリック。ゴール前の混戦から決めきるなど、得点への執着が感じられるプレーを見せた。

 新人戦初戦の都立駒場。試合前のミーティングで松本匡央監督は「ミスがあっても仲間がカバーするからミスを恐れない。このチームにはスーパーな選手はいない。だから助け合ってカバーしあおう。そして攻撃では思いきってやろう」と選手に伝え、ゲームに送り出したが、文字通り、相互補完、そして思い切りのよさが発揮された試合となった。

 観客スタンドに掲げられた都立駒場のモットー。「はしれ!せれ!ねばれ!」の横断幕が冬空に映えていた。

       

(文・写真=佐藤亮太) 

▽令和5年度東京新人戦(新人選手権大会)第7地区
令和5年度東京新人戦(新人選手権大会)第7地区