歓喜のジェフユナイテッド千葉U-18イレブン(写真=矢島公彦)

 前半だけで双方あわせて3得点。後半は点の取りあいを予想したが、逆に守備の意識を高くさせた。守備ラインを押し上げる両チーム。そのため、中盤はコンパクトな密集地帯となり、ボールの奪い合いに。攻守が入れ替わる両チーム。前に攻めたいが、うまくつながらない。且つ守備も気になる。体力勝負、神経戦が続いた。

 時間の経過とともに状況を打開すべく、背後のスペースを狙いあうため、行きつ戻りつのオープンな試合展開となった。特に成立学園MF7佐藤が快足を飛ばし、カウンターで一気に攻めこみ、慌てさせた。これをジェフ千葉U‐18DF4谷田壮志朗を中心に時に人数をかけ、時に1対1でチャンスの芽を摘んだ。

 試合は1点差を守り切ったジェフ千葉U‐18が2-1で成立学園を下し、来季のプリンスリーグ関東2部昇格を決めた。

【次のページ】 代表決定戦 成立学園 vs ジェフユナイテッド千葉U-18(3)

▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2023プリンスリーグ関東2部 プレーオフ(参入戦)
高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2023プリンスリーグ関東2部 プレーオフ(参入戦)