前橋育英vs実践学園(写真=河野正)

 対する実践学園は前半1分、左FKから長身FW渡部詠(2年)が右に外れるヘディングシュートで相手守備陣を慌てさせ、9分の右MF福田怜央(1年)の決定的なループシュートもわずかに右ポストをかすめた。25分には左MF岩崎蒼平(2年)の絶好の左クロスに渡部が飛び込んだが、相手GKに一瞬早く捕球され、先制機を逃した。

 前半は前橋育英が流れをつかんだものの、0-0で折り返した。

 ともにひとりの選手交代もなく後半がスタートし、前橋育英が9分に先手を取った。右MF牧野奨(1年)の蹴った右CKはクリアされたが、再び牧野が拾ってクロス。これを左SB町田昇太郎(2年)がヘッドでゴール右にたたき込んだ。

 29分にはCB瀬田心誠(1年)が、ボランチ手塚晴斗(2年)の蹴った左FKをヘディングで決めて決勝点を奪った。

 実践学園は後半27分に前線と右SBで選手交代。期待に応えたFW宮廻空也(1年)が33分、岩崎の素晴らしい縦パスに抜け出し、前に出てきたGKの頭上を破るループシュートを決めて1点差。しかし反撃がやや遅く、追い付くことはできなかった。

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