大分 vs 佐賀商

 大分は両サイドのMF11渕野椋斗(新3年)とMF8清水和(新3年)を中心に攻撃を展開。特にテクニックで溜めを作れる清水の左サイドからの攻撃が効果的で、サイドバックのDF9竹内璃音(新3年)もオーバーラップで厚みを加えた。

 対する佐賀商は相手のワンボランチの脇のスペースをMF7前田朔太郎(新3年)とMF8矢川結大(新3年)が使い攻め込む。しかし、セットプレーのチャンスも度々ゴールラインを直接割ってしまうなど、お互いに強風の影響でキックの精度が定まらず、スコアレスで前半を終える。

 後半に入ると佐賀商が攻勢に出る。35分には左サイドを崩し決定機。41分にもボックス左を抜けたDF5中川琉希(新3年)の折り返しをFW10宝蔵寺晴(新3年)が合わせる。しかし、どちらのチャンスも相手GKのファインセーブで阻まれてしまう。

 間一髪のところでピンチを凌いだ大分は55分、DF99佐藤羚矢のロングフィードに後半から出場の原田が抜け出すと、飛び出したGKの上を抜くループシュートを見事に沈めた。

 原田のゴールで均衡を破った大分は、そのまま逃げ切りグループリーグ2連勝を達成。大分はこれで予選2位以内を確定し、決勝トーナメント進出を決めた。

(文・写真=会田健司)

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