前半同様に後半も大宮U18は耐える時間は長かったが、徐々にカウンターから相手陣内でのプレー機会が増え、オープンな展開へ押し返した。

 迎えた後半25分、大宮U18はMF10菊浪涼生(3年)の横パスを受けたFW15野口蒼流(2年)が左足で流し込んで、2点目をあげ試合を決定づけた。最後まで苦しい展開が続いた大宮U18が2-0で勝ち、今季初勝利をあげた。

 FW15野口は勝因を「全員で集中してしっかり守ったうえで、全員で攻撃ができました」と全員守備・全員攻撃と強調すれば、大宮U18丹野友輔監督はプレシーズンを含め、失点数が多かったことを踏まえ「ゼロで終えたことは完璧ではありませんが、(今回の勝利を)よい経験として積み上げていくことが大事になります」と手ごたえを語った。

 大宮は次節、28日11時からNACK5スタジアム大宮で流通経済大柏と対戦する。

(文=佐藤亮太)

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