徳島市立

 が、ここで立ちふさがったのは愛媛FCU-18のバックナンバー「5」島である。今年1月、プレミアWESTばかりでなくU-16日本代表としても活躍を続けていたヴィッセル神戸U-18からの転籍を果たしたレフティーは、周囲をコーチングで動かしつつ1対1の強さ、スピードで徳島市立の強力2トップを抑えると、時を見ては本職である左SBのような豪快なオーバーラップを披露。「(5月31日誕生日の)うちにプロデビューしたい」強い気持ちを別格のプレーで見せ付けた。

 かくして全国常連の徳島市立とのプリンス四国初戦で「チームとしてやろうとする気持ちが強い」(北内耕成監督)結束力の高さを発揮。満点に近い内容と結果で終えた愛媛FCU-18。チーム目標とする2年ぶりのプリンスVと5年ぶりのプレミア復帰へ向け、プレミアを知る男・島佑成を加えた彼らの挑戦は続いていく。

 

(文・写真=編集部)

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2024 四国
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