前半をスコアレスで折り返した一戦は、後半に突入すると駒澤大学高等学校の攻撃が噛み合い、終始国士舘を押し込んでいく。しかし、以降もスコアは動かず80分が経過し、10分ハーフの延長戦へ。

 均衡が破れたのは延長前半開始直後だった。国士舘がPA左寄りでFKを獲得。キッカーのMF8秋山基一(3年)が右足を振り抜くと、ボールは綺麗な弧を描き、ネットに吸い込まれた。結局この1点が決勝点となり、1-0の完封勝利で国士舘が8強入りを決めた。

(文・写真=田原豊)

▽令和6年度関東高校サッカー大会東京予選
令和6年度関東高校サッカー大会東京予選