ベガルタ仙台ユースの先発メンバー

 そんな中追加点を奪ったのは仙台ユースだった。69分ゴール前が混戦になる中、わずかなスペースを突くパスを出したのは、仙台ユースキャプテンMF横山颯大(3年)。パスを受けたFW古屋歩夢(2年)は「颯大君からパスをもらって、相手を背負ってそのまま半身でシュートを打ちました。いつも練習でやっていた形で、何回もゴールを決めていたので、自分の得意な形でゴールを決められて良かったです」と体格を生かして相手を背負ってシュートを決めて、仙台ユースが逆転に成功する。

 何としてでも追いつき逆転したい聖和学園は73分に安原を投入。安原は圧倒的な存在感を見せ、再び聖和学園の攻撃を活性化させ、64分に途中交代で入った右サイドハーフMF萩原空真(3年)も果敢にゴールに迫るが、萩原と対峙した古川は「対人、1対1にすごく自信があるので、ああいう相手が来てもしっかり対応するのが役目」と体を張った守備を見せ抑え込んだ。聖和の反撃を仙台ユースが全員で抑え込み、2-1で仙台ユースが勝利し、青森山田セカンドと勝点7で並び2位に浮上。聖和学園は今季初黒星で3位となった。

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