7月17日、T3リーグAブロック第5節、暁星高等学校と東農大一の試合が行われた。この日も朝から強烈な日差しが降り注ぎ、気温はみるみる上昇。午前中、9時30分スタートの試合は目も眩むような暑さの中行われることとなった。
10分、暁星高等学校は、左SBの3番が右サイド前線へフィード。9番が右サイドを独走、フリーでGKとの勝負の場面を作り出すが、シュートの体制へと入るトラップが少し流れてしまう。そこを見逃さなかった東農大一GK、上手く飛び出しPA内でボールを抑えることに成功する。
その後も攻め手を緩めない暁星高等学校。立て続けに繰り出される攻撃に、東農大一はチームを落ち着けようと最終ラインでボール回しをするが、暁星高等学校は6番、10番が追いかけじわじわとラインを下げさせる。その暁星高等学校は逆に、高いラインをキープ。戦線を間延びさせない。
26分、暁星高等学校が遂に先制点を手にする。カウンターから速攻。8番からの縦パスを受けた11番が左サイドから中へ、ゴール前で一度溜めてタイミングを外してシュート。ボールは低い弾道を描きゴールへと吸い込まれた。
30分過ぎ、東農大一は19番がドリブルで持ち込み左CKを獲得。暁星高等学校がクリアするものの、今度は右からのCKに。暁星高等学校・林監督の「ココが一番危ないぞ!」の声通り、東農大一がチャンスを迎える。右からのCK、こぼれた左サイドにフリーで待ち構えた19番がボレー。しかしこれは暁星高等学校GKが倒れ込みながらキャッチ。同点のチャンスをモノにすることは出来なかった。
43分、暁星高等学校は、東農大一陣内で粘る。一度はクリアされるも、セカンドボールを上手く拾った6番が左サイドから中へ。これをPA内で受けた8番が中央でうまく切り返し、鋭いシュート。ネットにボールを突き刺し追加点を挙げ、前半を2対0、暁星高等学校のリードで折り返す。