24日、T3リーグAブロック第5節実践学園(B)対都立石神井の一戦が、実践学園高尾グラウンドで行われた。試合開始30分前には夕立に見舞われ、怪しい空模様の中キックオフを迎えた試合は人工芝が少し水を含み、ボールが走りやすいピッチコンディションとなった。

 白と青のストライプ、ホームで戦う実践学園(B)は4-4-2の布陣。ここまで1勝2敗1分けと結果を出せていない状況だけに、この試合で勢いに乗れるきっかけを掴みたいところ。まずは試合開始直後、右MF3番がゴール前中央からミドルシュート。積極的に先制点を狙う姿勢を見せる。実践学園(B)ストロングポイントは左サイド。MF10番、左サイドに流れる動きが多いFW14を中心に攻勢を強めていく。14分には、その左サイドを崩し、14番・伊藤大貴のポストプレーから10番がシュートを放つなど2人が絡む場面が多く見られた。

 対して紺とエンジのストライプ、都立石神井にとってはリーグ戦初勝利を目指す一戦。開幕から2連敗のあと、前節では引き分け。今節こそは勝ち点3を手にしたいこの試合に4-4-2のフォーメーションを組み、カウンター狙いの前半戦となった。最初のチャンスは8分、自陣でのボールカットで3番から左サイド14番へとつなぎ、カットインから狙うが惜しくもゴールとはならなかった。

 都立石神井の鋭いカウンターのキーマンはFW9番・小谷高寛。2トップを組む18番と良い距離感を保ち、常に実践学園(B)DFラインの背後を狙う動きを繰り返す。20分には、その9番・小谷高寛がロングボールに対して競り勝ち、18番へ。右サイドを抜け出した18番が再びゴール前へと走りこんだ9番・小谷高寛に折り返し、決定的な場面を迎えるが必死のディフェンスの前にシュートまで持ち込むことが出来なかった。

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