しかし後半28分、鹿島学園は10番上田綺世がペナルティーエリア内でドリブルで持ち込体勢を崩しながらも左足でゴールへ流し込み同点弾を決める。すると、鹿島学園は勢いにのり攻撃のチャンスを多く作っていいく。後半31分にはカウンターから相手ゴール前でこぼれ球をシュート、これは高川学園GKに阻まれる。33分にはペナルティーエリア付近のこぼれ球を武内がボレーシュート、これは僅かにゴール左へ外れる。

 そして後半37分、鹿島学園は右サイドからのクロスに10番上田綺世が相手の背後から飛び込みボレーシュートを突き刺し勝利を決定的なものとする2点目となる逆転ゴールを決める。

 このまま試合は終了。2-1で見事に逆転勝ちを収めた鹿島学園が2回戦へと駒を進めた。次戦は1月2日に藤枝明誠を下した東海大仰星と激突する。

(文・小林優介)