気持ちを入れ替えたい修徳が後半開始早々に勢いに乗る。後半1分、帝京DFの最終ラインでボールを受けた望月翔が相手を背負いながらも高い身体能力を使ったドリブルでシュートまで持込み1点を返す。修徳はこの1点で勢いを増し後半15分あたりまでは幾度となくチャンスを作るものの、帝京GK和田侑大のセービングや集中力がより増してくるDF陣の健闘に阻まれ追加点を奪えない。

 そんな中、帝京は後半17分右サイドでFKを獲得。このハイボールを相手がクリアミスしオウンゴールで追加点を奪う。ラッキーな形で2点差とした帝京はさらに後半22分、右サイドからのパスをペナルティエリア内で受けたDF青柳寛己が冷静にシュートを決め4-1とする。その後スコアは動かず4-1で帝京修徳を下しBブロック準々決勝に駒を進めた。

(文・写真 小林優介)