後半開始と共に西武台は3番伊藤に変わり10番山口拓真を投入。そして、FWの4番相葉がサイドバックに入り、10番山口が変わりにFWに入る。しかし、狭山ヶ丘の前半から続く勢いが止まらない。プレッシャーを高め、守備からの勢いを攻撃に繋げ、地上戦空中戦手段を厭わず気持ちを前面に押し出していき9番野村・16番小川の前線での頑張りが全体を引っ張っていく。

 一方、このままでは終われない西武台は後半18分、10番山口が左サイドから切れのあるドリブルでカットインし、シュートを放つ。しかし、これはGK西田のファインセーブにあい得点ならず。西武台はサイドでの細かいパスワークと個人技を合わせ、地上戦での勝負を徹底する。

 すると後半26分、11番丸山が左サイドから放ったシュートを一度はGK西田が弾くも、これに詰めていた8番今井が気持ちのこもったヘディングで押し込み、1-1の同点とする。ここからお互いの意地のぶつかり合いになるが、勢いを取り戻した西武台がゴールに迫っていく。

 同点に追いついた西武台はさらに後半36分、右サイドから上がったクロスはファーポストまでこぼれると、絶妙なポジションに詰めていた5番森がこれをしっかりと押し込み、歓喜の声と悲鳴が会場に沸き起こる。結局この1点が決勝点となり西武台が見事逆転に成功し8強入りを決めた。勝った西武台は準々決勝では埼玉平成との対戦が決まっており、こちらも注目の一戦となりそうだ。

(文・写真 石津大輝)