後半開始と共に両者、ハイプレッシャーでゲームをスタートさせる。堀越がボールを持ち、日本学園がサイドのカウンターという構図は変わらないが、堀越は中盤省略型から中盤でもボールを繋ごうというスタイルに変更。後半8分、堀越7番が高い位置で仕掛けコーナーキックを得る。このコーナーのこぼれ球に2番伊藤が反応し、シュートを放つもこれはゴールにはならず。攻めながらもなかなか点を奪えない堀越。すると後半19分、日本学園にチャンスが訪れる。ゴール前の混戦から9番関口がシュート。これがゴールに吸い込まれ2-1で日本学園がリードを奪う。
 ここから日本学園の攻撃が爆発する。後半25分、GKにプレスをかけた日本学園9番関口がGKのキックを身体でブロックし、そのままゴールに押し込む。更に、後半26分にはキックオフシュートをGKが弾くも、11番高橋が詰めゴールに押し込む。一瞬の隙をついた日本学園が勢いに乗っていく。後半30分には、コーナーキックから10番中島がヘディングで押し込み5点目を奪取。試合はその後、スコアは動かず5-1で日本学園が勝利した。用いるタレントを活かし、決めるべき時に決めた日本学園が2回戦にコマを進めた。

(文・写真 石津大輝)